はじめに
こんばんはひつじ店長です!
今回は『寝違え』についての記事です。
寝違えるって言うけど、そもそもどういう状態なんだろう?
また寝違えちゃった!!寝違えないようにするにはどうしたらいいんだろう?
普段から『寝違える』という言葉は使っていても、原因や対策方法って意外と知らなかったりしませんか?
今回の記事では、寝違えるとはどういう状況なのかというところから、寝違えを減らすための対策。
万が一寝違えてしまったときに早く治すための方法までご紹介します!
ご自身や身近な方が寝違えで悩んでいるときに役立つ記事になっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
『寝違え』ってそもそも何?
『寝違える』という表現は皆さんも馴染みのある言葉ですよね?
朝起きたらどうも首が痛いだとか、背中や肩が痛いときもありますね。
寝ている間に起こった何かしらのアクシデントによって、身体に痛みが生じてしまった状態を総称して『寝違える』と表現しているわけですが、なぜ寝ている間に痛くなってしまうのか?何を違えているのか?考えてみると意外と知らないことだらけです。
ちなみに『寝違える』と表現される状態にはちゃんと病名がついていて、正式には『急性疼痛性頸部拘縮』と言います。難しい日本語ですね(笑)
寝違えは軽度の肉離れ
病名を聞かされてもピンとくる方はほとんどいないと思います。
もう少し馴染みのある言葉にすると、『寝違え』と言われる症状の多くは軽度の肉離れを起こしている状態です。
肉離れは筋肉に急激に負荷がかかることによって、動きに筋肉がついていけない場合に起こります。
普段運動をしないお父さんが、子供の運動会などで急に運動してやっちゃうあれです(笑)
寝違えも原理としては同じです。
寝ている間にずっと同じ体勢でいることで血行が悪くなり、筋肉が凝り固まっている状態のときに急に頭や首を動かすことで寝違えが発生してしまうのです。
あなたの寝違えの原因は?
寝違えが軽度の肉離れであることや、睡眠時に凝り固まってしまった部分を急に動かすことで起こることはお分かりいただけましたか?
本来私達の身体はどこか一部分に過度な負担がかからないように適度に寝返りを打つなどの対策を無意識にしています。
つまり、寝違えてしまうということは睡眠中に十分な寝返りが出来てない可能性が非常に高いのです。
睡眠時に寝返りが打てない原因をいくつかピックアップしますので、皆さんも自分に該当するものがないか確認してみてください。
疲れすぎている
寝不足の状態や過労状態が続いているなど、疲れすぎている状態だと睡眠中に十分に寝返りを打つことが出来ない可能性があります。
寝酒をする
寝る前にお酒を飲むとアルコールの効果によって眠気を感じたり、リラックスして寝付きが良くなることはあり得ます。
しかしながら飲酒をしてから寝るとレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが狂ってしまうので、極端に深かったり浅かったりという睡眠になってしまいます。
また、酔っていると感覚器官も鈍くなることから寝返りの回数が減り、寝違えに繋がりやすくなります。
寝具が合っていない
特別疲れているわけではないし、寝酒もしないのに寝違えるという方は枕や敷布団などの寝具に原因があるかもしれません。
枕や敷布団が柔らかすぎると身体が沈み込んでしまい、寝返りがしにくくなりますし、枕の高さがあっていない場合も首に過度な負担がかかり寝違える原因となります。
寝具にも寿命があり、適切なタイミングでのメンテンナンス、交換が必要です。
「最近は寝具を放置しがちだったなあ…」という方は寝具を新調することも検討してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、まくらの寿命は素材にもよりますが平均すると3~4年程度と言われています。
最近では寝返りがしやすいことに着目し開発された枕も多く、中には自分に合わなかった場合の返品保証がついている商品もあります。
この機会に枕から寝具を見直してみるのもいいかもしれませんね。
就寝スペースが狭い
家族や子供、ペットと一緒に寝ている場合にも寝違える可能性が高くなる可能性があります。
すぐ近くで誰かが寝ていることによって睡眠自体も浅くなりますし、睡眠中に自由に動きづらくなってしまいます。
可能であれば布団は人数分用意し、それぞれの睡眠スペースを確保出来るようにしましょう。
寝室の気温が低い
寝室の気温が低いと身体が冷えてしまいます。
身体の冷えは血行不良や筋肉の硬直を引き起こし、寝違えやすい状態を作ってしまいます。
冬場の冷え込み対策も必要ですが、意外と盲点になるのが夏場のクーラーです。
夏場は薄着で寝るということもあり、気づかないうちにクーラーで冷えすぎてしまうことがあります。
就寝時は部屋の冷やし過ぎに注意しましょう。
寝違えちゃった!!早く治すコツはある?
色々と対策をして、気をつけていても寝違えてしまうこともあると思います。
ここからは寝違えてしまった後にやった方がいい対処と、やってはいけない対処をご紹介したいと思います。
寝違えたら冷やす?温める?
寝違えてしまった直後に痛みのある部分が熱を持っていたり、腫れている場合は保冷剤やアイシングなどで冷やしてあげましょう。冷やすことで炎症や痛みをやわらげることができます。
ただ、冷やしすぎてしまうと血行不良や筋肉の硬直を引き起こし、逆に治りが遅くなってしまう可能性があります。冷やす場合は一回15分を目安に1時間程度の休憩を挟みながら複数回冷やすのが効果的です。
ストレッチすると早く治る!は本当?
寝違えたらストレッチをして身体をほぐしてあげると早く治る!なんて噂も聞きますが、寝違えるというのは軽度の肉離れであることは先程ご紹介しましたね。
つまり『寝違え = ケガ』なので、ストレッチはむしろ逆効果です。
寝違えたところを重点的にストレッチするのは傷口にカラシを塗っているのと変わりません(笑)
また、マッサージも悪影響ですから寝違えてしまったときはなるべく痛みのある部分を動かしたり、自分で揉んだりしないようにしましょう。
寝違えてから数日は湯船につかるのは避ける
ケガをしてすぐに炎症のある部分を温めてしまうと炎症が強く出てしまう可能性があります。
温めると痛みがやわらいで楽になったりすることもありますが、治りが遅くなってしまう恐れがあるので、寝違えてから数日はシャワーのみにし、湯船に浸かるのは避けた方がいいでしょう。
早く治すためには安静にすること
寝違えてからやっていい対処と、やってはいけない対処をいくつかご紹介してきました。寝違えてしまった場合、劇的に症状を改善し早く治す方法というものはありません。
寝違えてから数日は出来るだけ患部を動かさずに安静にしておくことが一番。
治ってきたかな?と思って動かしてみたり、手で揉んでみたりするのは治りが遅くなる原因になりますので、くれぐれもやめておきましょう。
寝違えてしまったときに自分で出来る処置はある?
寝違えてしまった場合にはまず安静にすることが一番ですが、悪化させないために自分で手軽に出来る処置もありますのでご紹介します。
湿布を貼る
手軽にできる処置の代表は『湿布を貼る』こと。
痛みや炎症を抑えてくれる成分が配合されている湿布を使うことで症状を和らげることが出来ます。
自宅にある湿布を使ってもよいのですが、温感なのか冷感なのかは確認してから使うようにしましょう。
凝りの症状に効く温感湿布の場合は患部を温めてしまうので、寝違えた直後に使用するのはお勧めできません。
首にサポーターをつける
寝違えてしまった場合、首にサポーターをつけるのも効果的です。
成人の場合、頭の重さは約4~6kgもあります。
この重さを首や肩、そして背中が支えているのですが、首を傾けたりうつむいたりすると、その負荷は数倍にもなると言われています。
怪我をした状態で数十キロの負担がかかることが患部に悪影響をもたらすのは明らかです。
また、日常生活において首は無意識に、頻繁に動かすもの。
寝違えているのに誰かに声をかけられた拍子に振り向いてしまい「イテテ…」なんて経験がある方もいると思います。
ふとした瞬間に患部を痛めないためにも首にはサポーターをしておくと良いでしょう。
サポーターが無いときは長めのタオルやマフラーなどで首をグルグル巻きにしてあげるだけでも首を補助してあげられます。
きつさは苦しくならない程度に、顎を乗せて楽を出来るくらいの硬さとボリュームになるようにしましょう。
顎を乗せておけるくらいのボリュームのあるネックピローを持っている方はネックピローをつけておくと首の負担を減らせるほか、痛い方向に首を曲げようとしてもネックピローが緩衝材になってくれるのでとっさの動きに対応できますよ。
まとめ
今回は『寝違え』についてご紹介をしてきました。
寝違えてしまう原因の多くは就寝中に十分な寝返りが打てないことでしたね。
生活習慣に覚えのない方は、寝具に原因がある可能性が高いでしょう。
寝具にも目安となる使用年数があり、それを越えると品質は劣化していきます。
適度にメンテナンスすることが良質な睡眠には欠かせません。
ちなみに枕の寿命は素材にもよりますが平均すると3~4年と言われています。
今の枕いつ買ったっけ?という状態の方は恐らく寿命を超えているでしょう。
最近では寝返りのうちやすさに着目して開発された枕も多く、中には使用感に満足できなかった場合の返金保証サポートがついている枕もあります。
寝違えに悩んでいるならお試し感覚で枕から変えてみるのもいいかもしれませんね。