はじめに
今回はパジャマの選び方をご紹介したいと思います。
皆さんパジャマって着ていますか?
「子供の頃は着てたけど、そういえば最近は着てないな…」という方も多いのではないですか?
実はひつじ店長も高校生になるころからいつの間にかジャージやスウェットで寝ることが増え、大人になってからもしばらくはパジャマを持っていませんでした。
それから睡眠の質を見直そうと思いパジャマを購入した結果、今ではパジャマ無しでは寝られない体になってしまいました(笑)
この記事を開いていただいた方は恐らくその頃の私と同じように『パジャマ初心者』の方だと思いますが、久しぶりのパジャマを買おうか悩んでいるようでしたら、絶対に1着は買って試してみてください。
きっとやみつきになりますよ。
買いたいけどパジャマって何を基準に選べばいいの?デザインだけで大丈夫?
という声も聞こえてきそうなので、今回はパジャマの選び方や素材による特徴、メリットやデメリットなどをご紹介していきますね!
パジャマの選び方
質の良い睡眠には欠かせないパジャマ。
せっかくパジャマを買ったのに、パジャマとしての機能を欠いていたり着心地が悪かったりしたら残念ですよね…?
後悔しないためにも購入の前にパジャマの選び方、気をつけるべきポイントを知っておきましょう!
パジャマの選び方は大きく分けると3つポイントがありますので、一つずつご紹介します。
サイズ感
まず1つ目はパジャマのサイズについてです。
皆さんは自分が寝ているときどれくらい動いているか知っていますか?
寝ているから覚えていないのは当然ですね(笑)
平均すると人間は寝ている間に数十回も寝返りを打つと言われているくらい、実は動き回っています。
そして寝返りは決して無駄なことではなく、むしろ質の高い睡眠には欠かせないことなんです。
ところが、締め付けの強い服で寝た場合、動きが抑制されてしまうことで十分に寝返りがうてず、翌日に疲れが残ってしまったり、背中や腰など身体に痛みが生じてしまう可能性すらあります。
寝ている間の動きが制限されないようにするためにも、パジャマのサイズ感はゆったりとしたものを選ぶのがオススメです。
基本的にパジャマはゆったりとした設計になっているものが多いので、サイズは普段の洋服と同じか少し大きいくらいのものを選ぶので問題ありません。
ただし、中にはパジャマとして売っているにも関わらずスリムな作りになっているものもありますので、見るからに細身の設計だったり、『シルエットが美しい』や『スタイルが良く見える』と言った宣伝文句のパジャマは避けるようにした方が良いでしょう。
吸湿性
2つ目のポイントは吸湿性です。
『汗をかく』というと運動や入浴でドバっと汗をかくことのイメージが強いかもしれませんが、人間は寝ている間にもたくさんの汗をかいています。
その量は冬場で約200ml、夏場は何と約500mlとも言われています!
ペットボトル一本分もの汗をかいているのですから、寝間着に吸湿性が求められるのも理解できますよね。
吸湿性の高いパジャマを選べばサラサラとした感覚が続くので、寝苦しさを感じることなく朝まで熟睡することが出来ます。
冬場でも暖房をつけると寝汗をかいてしまい、逆に汗冷えで体調を崩した経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
吸湿性は夏場だけではなく冬場の寝間着でも気にしたい機能ですので覚えておいてくださいね。
触り心地
3つ目は触り心地です。
ちまたで触り心地が良いとされている生地はいろいろとありますが、私個人的には触り心地はそれぞれの好きな感覚を一番大事にするのが良いと思います。
サラサラした生地が好きな方もいれば、ふわふわとした生地が好きな方もいるでしょう。
サイズ感と吸湿性をクリアしているパジャマであれば、触り心地は自分の好きな生地を選んで問題ありません。
自分の好きな生地って言われても、生地の名前なんか知らないし選べないよ…
という状態の方もいるかと思います。
正直に告白すると、私も大人になってから初めてのパジャマを選んでいるときは同じ状態でした(笑)
おすすめの生地とか言われてもピンときませんよね…。
生地については次のトピックで詳しく解説をしますが、「とりあえず1着買ってみたい!」という方は綿素材の『2重ガーゼ』か『フランネル』生地のパジャマがおススメです。
どちらもパジャマによく使われる生地で、柔らかく優しい触感が楽しめます。
『2重ガーゼ』は春から秋、『フランネル』は秋から春の時期におすすめです。
パジャマを探している時期によって使い分けてみてください。
パジャマによく使われる素材と素材ごとの特徴
ここからはパジャマの生地によく使われる素材と、素材ごとの特徴をご紹介します。
衣類のジャンルとしては『パジャマ』でひとくくりにされていますが、素材が違うとまるで別物になります。
自分好みの寝心地を提供してくれるパジャマに出会うためにも、素材それぞれの特徴を知っておくと便利です。
綿
まずは『コットン』とも呼ばれる綿。
綿は吸湿性に優れているほか、放湿性にも優れているので蒸れにくくさらさらとした状態を保ちやすい素材です。
また、触り心地が良く肌への刺激が少ないのも特徴です。
肌が弱い人や、小さいお子さんの衣類にもお勧めできる素材ですね。
また、熱伝導率の低い素材なので冬場や季節の変わり目の時期は体温を外に逃がしづらく安心した着心地を提供してくれます。
いいことばかりかと思える綿ですが、吸水性が高いがために縮みやすく、他の素材と比較すると乾くのに時間がかかるというデメリットがあります。
麻
次は麻です。生地に詳しくない方でも、麻は涼しいというイメージを持ってる方はいらっしゃるのではないでしょうか?
イメージ通り麻は吸湿、吸水、速乾性に優れているので夏のパジャマや衣服によく使われる素材です。
綿と比較すると硬めの生地で伸縮性が低いので、汗ばんでも肌に張り付かず快適に過ごすことが出来ます。
逆に冬場や季節の変わり目などは肌寒く感じてしまうかもしれません。
また、麻は肌に優しいと言われていますが、人によってはチクチクするという触感を感じる場合があります。
この感覚は何度も繰り返し着ることで生地が馴染み消えていくものですが、苦手だと感じる方もいるので麻の洋服を着たことが無いという方は注意が必要です。
絹
3つ目は絹です。『シルク』とも呼ばれますね。
シルクは人間の皮膚と同じくたんぱく質性の繊維なので人の肌との相性がいいと言われています。
絹も吸湿性や保湿性、放湿性に優れているので、寝ている間の汗でじめじめすることなく快適に寝ることが出来ます。
また、保湿性も高いので、乾燥肌の方にもお勧めできる生地です。
絹のデメリットは繊細な生地であるために、扱いに少々手間がかかるという点です。
紫外線で変色する可能性があるほか、摩擦や水分にも弱い性質があるため他の生地と比較すると洗濯時にかなり気を使ってあげる必要があります。
着心地や性能は高評価のシルクですが、取り扱いに気を使う点や、高額なものが多いことからもパジャマ初心者には少々敷居の高い生地だと言えるでしょう。
化学繊維
4つ目は化学繊維です。化学繊維とひとまとめにしてしまいましたが、ここでは代表的な化学繊維である『ポリエステル』を取り上げます。
ポリエステルのメリットは耐久性と管理の手軽さです。
洗濯を繰り返しても縮みや型崩れが起こりにくくシワも付きづらい特徴があります。
また、比較的安価で手に入るものが多く、デザインも豊富なので『機能性より見た目重視』という方には良いかもしれません。
管理はしやすいポリエステルですが、吸湿性や保湿性が乏しく、静電気も起きやすいので、パジャマにはあまり向かない素材だと言えます。
さいごに
いかがでしたか?
今回はパジャマ初心者の方向けに、パジャマの選び方とパジャマによく使われる素材の特徴をご紹介しました。
ひつじ店長の個人的なお気に入りは綿素材の2重ガーゼかフランネルのパジャマです。
着れば着るほどに体に馴染み、優しく包まれるような触感が良い眠りへと誘ってくれます。
「選び方は分かったけど種類がありすぎて迷子!」という方向けに、眠りの情報館おすすめのパジャマをまとめたページもご用意していますので、お試し買いにぜひご活用ください!