花粉症で寝れない?
花粉が飛ぶ時期になると、寝る前に花粉症の症状が出てきてしまって眠れなくなってしまうことがありますよね。
鼻がムズムズしたり鼻水が出たり、目がかゆくなったりと花粉症には様々な症状がありますが、就寝直前になって鼻が詰まってしまって苦しくて眠れないという経験をしたことがある方も多いはず。
もう寝たいのに鼻が詰まっちゃって苦しくて寝られないよ…。
薬を飲んで目のかゆみや鼻水は収まったけど鼻が詰まっちゃった…。鼻詰まりを楽にする方法はないかな?
せっかく薬を飲んで症状は軽くなったけど、鼻詰まりが取れなくて結局眠れないという苦い経験をしたことがあるのは私だけではないはずです。
今回は鼻詰まりがひどくて寝れない時にオススメの『傾斜枕』をご紹介するとともに、選び方のポイントも解説していきます!
傾斜枕以外にも鼻詰まりを軽減する方法やアイテムもご紹介していきますので参考にしてくださいね!
花粉症で鼻詰まりが起こるわけ
花粉症というと、目のかゆみや鼻のむずむず感、鼻水やくしゃみが出るなどの症状が多いですが、鼻詰まりも苦しくてつらい症状ですよね。
花粉が鼻の中に入ると鼻の粘膜が刺激されて血管が刺激されたり、粘膜が腫れたりすることで鼻腔が狭くなって鼻が詰まります。
花粉症などのアレルギー性鼻炎ではサラサラとした水のような鼻水が出るので、鼻水自体が鼻詰まりの原因になることはありません。
鼻水がドロッとして粘り気があったり、黄色や緑色など色がついている場合は花粉症ではなく他の原因がある可能性が高いため、病院を受診するのが良いでしょう。
就寝時の鼻詰まりは傾斜枕で軽減できる
鼻が詰まってしまった場合、鼻の中の粘膜は充血した状態になっているので、寝ようとして横になると立っている時よりも血が回りやすくなり余計に鼻詰まりがひどくなってしまいます。
そんな時は枕を高くすると頭に血が回るのを軽減でき、鼻詰まりも軽くすることが出来ます。
私自身も花粉症持ちで就寝時に鼻詰まりに悩まされた経験も多々あります。
枕を折ったり、タオルや布団で高さをつけて鼻詰まりを楽にしようとしたことがありますが、正直なところ寝心地はあまりよくないですよね。
首や腰に負担がかかってしまうことも考えられますので、自己流で高さをつけるのはあまりお勧めできません。
傾斜枕を使うと自然な姿勢で頭部だけではなく上半身全体を支えるかたちで高さを確保できるのでお勧めですよ。
入眠角度には寝つきを良くする効果も
『入眠角度』という言葉は皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
アクティブスリープという電動ベッドのCMなどでも使われ一時期話題となりましたね。
地面と水平に寝るのではなく、上半身や足、またはその両方が少し上がった状態のことを『入眠角度』と言いますが、これには寝つきを良くしたり、腰の負担を減らしたりと様々な効果があります。
例えば上半身を10度だけでも起こした状態だと、角度をつけない場合と比べて横隔膜が下がり、呼吸をしやすくなることで快適に入眠ができるようになると言われています。
傾斜枕を使うことで、鼻詰まり対策だけではなく寝付きの良さにも効果が期待できるので普段使いしてもいいかもしれませんね。
傾斜枕選びの注意点
傾斜枕にもいろいろな種類があるのね。選ぶときに気を付けた方がいいこととかあるのかな?
傾斜枕にはメリットもありますが、商品の特徴によってはデメリットが生じてしまう場合もありますので、選び方に注意が必要です。
①寝返りを打っても身体全体を支えられる幅の広さがあること
傾斜枕の中には幅が狭い商品もありますが、幅が狭いと寝返りを打った時に身体が落ちてしまう可能性があります。
身体が落ちてしまうことで寝姿勢が崩れて身体を痛める原因になってしまったり、無意識に寝返りの回数が減ってしまうことで睡眠の質が低下してしまう恐れがあります。
傾斜枕を選ぶ際には寝返りを打つのに十分な幅がある商品を選ぶようにしましょう。
横幅は狭くても60㎝は欲しいところ。
70㎝以上ある商品を選ぶようにすると安心です。
②身体が沈み込まないような反発力が確保されていること
傾斜枕は構造上、枕の上に身体が乗り上げる格好になります。
反発力の弱い商品の場合、身体が枕に沈み込んでしまうために十分な高さを確保できず、傾斜枕を使っている意味がなくなってしまう場合があります。
それだけならまだよいのですが、あまりにもクッション性が低く柔らかい商品の場合は身体が枕に埋もれてしまい寝返りが打てなくなってしまいます。
就寝中に寝返りが打てないと身体の特定の部分に負荷がかかりやすくなり、寝違えを起こすなど身体を痛める原因にもなりかねません。
傾斜枕を選ぶ際には適度に反発力が確保されており、寝返りが打ちやすいように配慮されている商品を選ぶようにしましょう。
おすすめの傾斜枕
整体院の先生がお勧めする なだらか枕 ワイド
1つ目のおすすめ商品は『整体院の先生がお勧めする なだらか枕 ワイド』という商品。
商品名の通り、統合医学研究所 整体院の院長もおすすめする枕です。
この商品のおすすめポイントはなんといっても、ゆったりとしたサイズ感。
横幅はたっぷり80㎝もあるので寝返りを打っても身体が落ちてしまう心配もありません。
表面には低反発のウレタンフォーム、裏側には高反発のウレタンフォームを採用することで身体が沈みすぎず適度な柔らかさで身体を支えてくれる設計になっているのもうれしいところ。
メディカルライフ ピロー type-9
2つ目のオススメは『メディカルライフ ピロー type-9』。
こちらの商品も比較的大判サイズで身体をゆったりと預けられる商品。
内部のクッションは低反発と高反発の2層構造になっていて、身体が沈みすぎないように適度なクッション性があります。
また、こちらの商品はカバーの表部分に綿ベロア生地を採用。
優しく柔らかい触感で1年を通して快適に使えるだけではなく、取り外して洗濯も出来るので衛生的です。
カバーが必要なく、届いた状態で使えるのに肌触りが良いのがこの商品のポイントですね。
就寝時の鼻炎は寝具についた花粉が原因
就寝時に起こる鼻炎の原因は寝具についた花粉です。
なるべく屋内や寝室に持ち込まないようにはしていてもゼロにするのは難しいもの。
かといって毎日のように花粉症に悩まされるのを受け入れるわけにも行かないですよね。
花粉症の時期になると毎日寝不足…。
布団の外干しもやめて掃除機も頻繁にかけているのに寝るときになるとやっぱりズビズビ…。
花粉シーズンに屋内に花粉を持ち込んでしまうのは防ぎようのないこと。
近年では花粉を吸着して無力化することで、アレルギー症状が出るのを防いでくれる『抗アレル物質』を使った商品が登場して注目を集め始めています。
寝室で役立つ商品もありますので、就寝時のアレルギー症状に悩まされている方には是非試していただきたいですね!
寝具カバー
まずご紹介したいのは『アレルバスター』というアレル物質を低減する特殊な加工剤を使用した寝具カバー。
『アレルバスター』は積水化学工業が独自に開発したアレル物質を低減する特殊加工剤で、花粉やダニの死骸などのアレルゲンを包み込んでアレル物質としての働きを低減する働きを持っています。
洗濯をしても効果は無くならないので、衛生的にも◎。
布団に花粉がついてしまっても安心です。
ハウスダストケアスプレー
次にご紹介するのは『アレルキエール』というハウスダストケアスプレー。
ファブリーズやリセッシュといった除菌・消臭スプレーと同じように、花粉が気になるところにスプレーするだけで花粉を吸着して無力化します。
個人的なオススメは就寝直前ではなく、お風呂に入る前など、就寝準備をしているタイミング。
スプレーした直後は、若干湿り気が気になりますので、乾く頃に布団に入れるようにするのがベスト。
もちろん乾いてからも効果は持続するので、乾いた後に花粉が戻ることもありません!
除菌・消臭効果もあるので、今お使いのスプレーがあれば置き換えるのもいいかもしれませんね。
布団干し用カバー
東洋紡の『機能性粒子アルゲンブロック』という繊維を使用した布団干し用カバーにも花粉を無力化する効果があります。
花粉シーズンにも布団は出来れば外干ししたいな…。
花粉やダニの死骸などのアレルゲンを吸着して分解してくれる布団カバーを使えば、外干しをしても就寝時に花粉を気にすることもありません。
また、花粉シーズンは陽の光が弱く布団が中々乾かないということもありますので、黒色のカバーをかけることで、熱を吸収しやすくなり短時間で布団が乾くようになるのも嬉しいポイントですね。
カバー自体も洗濯でき、アレルゲン対策の効果も持続するので、毎回衛生的に使うこともできますよ!
まとめ
今回は花粉シーズンに鼻詰まりが酷くて眠れないときにオススメの対策を4種類ご紹介しました!
傾斜枕は花粉症だけではなく、寝付きの良さや腰痛、肩こりの改善など様々なメリットのあるアイテムなので、是非試してみてくださいね。
抗アレルゲン物質を使ったスプレーや布団カバーは花粉シーズン本番になると品薄になることも予想されます。
花粉対策は早めに準備をして快適に乗り切りましょう!