電気毛布が乾燥の原因に!?
布団の寒さが気になる時期には電気毛布や電気アンカを使っている方も多いのではないでしょうか?
冬場は寒さと同時に乾燥も気になる時期。
エアコンは部屋が乾燥するから寝るときは電気毛布にしています。
布団に入ったときからポカポカだし気持ちがいいですよ。
エアコンをつけると確かに部屋の湿度は下がり乾燥気味に…。
朝起きると喉もイガイガして辛い!ということがありますよね。
電気毛布なら乾燥を気にせず使える!と思うかもしれませんが、実は電気毛布も使い方によっては乾燥を加速させてしまう可能性があります。
今回は電気毛布が乾燥の原因になる理由と電気毛布の理想的な使い方をご紹介してきます。
電気毛布が乾燥の原因になる理由
電気毛布は布団を温めているだけで、風も出ていないのに乾燥するの?
確かに電気毛布にはエアコンやファンヒーター、石油ストーブなどの暖房器具のように空気をカラカラに乾燥させるほどの力はありません。
『乾燥』と聞くと『湿度』というイメージが強いかもしれませんが、もう一つ忘れてはいけないのが体内の水分量。
電気毛布は冬の冷たい布団を温めてくれるので寒さ対策には重宝しますが、一晩中電源をつけっぱなしにしていると布団は温めすぎの状態に。
結果として必要以上に汗をかいてしまい、体内の水分量が低下します。
体内の水分量が低下すると細胞内の水分量も落ちるため、皮膚の乾燥にも直結。
部屋の湿度がいくら高く適正に保たれていたとしても、乾燥肌や肌荒れが起こりやすい状況になってしまいますので注意が必要です。
乾燥だけじゃない電気毛布の危険な使い方
電気毛布で多量の汗をかくことによる影響は乾燥肌だけにはとどまりません。
体内の水分量が低下すると口の中や喉、鼻腔など粘膜の部分も乾燥しやすくなります。
粘膜の乾燥はウイルスや細菌を排出しようとする免疫系の働きを弱めてしまうので、風邪や病気をしやすくなる可能性があります。
さらに冬場は水分摂取量が少なくなりがち。最悪の場合は脱水状態になる可能性もあります。
特に今年はインフルエンザとコロナウイルスの同時流行が危惧されています。
暖を取るために、知らず知らずのうちに免疫力を落とすことがないよう気を付けたいですね。
電気毛布の乾燥しない使い方
電気毛布で身体が乾燥してしまう原因は、布団を温めすぎることによって寝ている間に多量の汗をかき体内の水分量が減ってしまうこと。
つまり布団を温めすぎてしまう状況を作らなければ電気毛布によって身体が乾燥してしまうことを防ぐことが出来ます。
電気毛布を使用する際には一晩中電源を入れて布団を温め続けるような使い方は避けましょう。
一番いいのは布団に入る前に、布団を温めておく目的で使うこと。
布団に入るまでは電気毛布で布団を温めておいて、自分が布団に入る時には電源を切るというのが理想的。
布団に入ってからもしばらくは布団を温めたいという方はタイマー付きの商品を使うなど、寝落ちして電源を切り忘れてしまうなどのアクシデントが起こらないように対策をしておくとよいでしょう。
タイマー付きの商品は数多くありますが、数時間単位でしか設定できない商品も多いです。
購入する際には細かく時間を設定できるかの確認をしておきましょう。
唯一おすすめできる電気毛布はコレ!
数ある電気毛布の中で唯一おすすめできるのがPanasonicが販売している『暖房敷きパッド DB-BM1L』という商品。
睡眠の経過時間に合わせて自動で温度を調整してくれるので暖めすぎることもなく、さらには温度調節によって起床のサポートまでしてくれる優れものです!
この商品についての詳細は下記の記事か、各ショッピングサイトの商品詳細ページをご覧ください。
布団乾燥機のすすめ
電気毛布の使い方についてご紹介をしてきましたが、個人的には自分が布団に入るまでに布団を温めておくという目的であれば電気毛布を使うよりも布団乾燥機を使った方が良いと思っていますので、その理由について解説をしていきたいと思います。
電気毛布は布団を温める目的でしか使えない
個人的に布団を温める目的で電気毛布を使うのであれば、布団乾燥機を使うほうがオススメ。
理由は布団乾燥機の方が電気毛布よりも多目的に使えるからです。
電気毛布は冬場の寒い時期に布団の中を温めるという用途でしか使用することが出来ませんが、布団乾燥機は1年を通して様々な用途で活躍してくれます。
時期を問わず乾燥後の布団は気持ちがいい
布団乾燥機を使えば、1年を通してふかふかの布団で眠ることが出来ます。
冬場に温かくふかふかとした布団で眠るのは特に気持ちが良いですが、梅雨や夏など多湿の時期もお布団がカラッと乾いているとすがすがしい気分になりますよね。
雨が続くと布団を干せずに湿気が気になることがあると思いますが、布団乾燥機があればそんなお悩みもスッキリ解決できます!
春や秋など何かと花粉が気になる時期に屋内でできる布団のお手入れ方法としても活用できますね。
布団だけではなく衣類や靴の乾燥にも使える
『布団乾燥機』という名前ですが、実は布団だけではなく他の物を乾燥できる機能がついている機種もあります。
例えば雨でぬれてしまった靴や、室内干しをしている衣類など。
干しているだけでは中々乾かないようなものも布団乾燥機を使えばスピーディーにカラッと乾かすことが出来ちゃいます。
特に濡れた靴などは雑菌が繁殖しやすいので、手軽に乾燥できるのはうれしいですよね。
ダニ対策にも使える
布団乾燥機は高温の温風で布団を乾燥させるのでダニの対策としても使うことが出来ます。
ダニが好むのは温度が20~30度、湿度が60%ほどの環境。
ダニを死滅させるには温度を50度以上にする必要があるので、実は天日干しではダニ対策が出来ていない可能性が…。
布団乾燥機を使えば60度以上まで布団を温めることが出来るので、十分にダニ対策になるというわけ。
機種によってはダニ対策モードが搭載されている機種もあるので、寒さ対策だけではなくダニ対策用に1台持っていてもいいくらいですね。
電気毛布もダニが死滅する温度まで温めることは出来ますが、布団全体をその温度まで加熱することは出来ません。
ダニは温度の低い方へと非難してしまい駆除できないのが現実。
電気毛布自体のダニ退治は出来ますが、寝具全体のダニ対策には使えないので注意が必要です。
布団乾燥機でダニ対策をする際にも、布団全体を均一に高温の状態にできるよう布団乾燥袋を使うとダニを一網打尽にできます。
寒くて起きる時の対策
深夜になると布団の中まで冷えてきて目が覚めちゃう…。
電気毛布の点けっぱなしは良くないと聞いたしどうすればいいの?
電気毛布をつけておかないと夜中に寒くて起きてしまうという場合は、寝具の保温性が低いことが考えられます。
羽毛布団を使っていないという方は、羽毛布団をかけるようにするだけでも保温性に大きな違いが出ます。
毛布も薄手のものを使っている場合は、冬場は厚手のものに交換するのが良いでしょう。
掛け布団ではなく敷布団側が冷えて寒いという方は布団が床側から底冷えしてしまっています。
マットレスを厚手のものにするか、断熱性の高いアルミシートを布団の下に敷くことでも保温性を上げることが出来ますよ。
敷布団は長く使っていると中材がヘタってしまい床側から冷えやすくなります。
素材や品質にも左右されますが、平均的には3~5年が寿命と言われています。
敷布団をいつメンテナンスしたか思い出せないという方は、寒さ対策のためにもこの機会に敷布団の打ち直しをしたり、新調を検討してもいいかもしれませんね。
さいごに
今回は『電気毛布は乾燥する』というテーマでお話をしてきました。
電気毛布は一晩中電源を点けておくと布団の中が必要以上に温まってしまい、多量の汗をかいてしまうために体の中から乾燥が進んでしまうのが原因でしたね。
冬場の寒い時期は暖かい布団で眠りたくなりますが、過度に温めてしまわないよう電気毛布を使用する際はタイマーを使用するなど時間を決めて使うようにしましょう。
個人的には電気毛布ではなく布団乾燥機を一台用意しておくのがオススメ。
オールシーズン多用途に活躍してくれますし、電気毛布では叶えられない温かくてふわふわの布団を毎日使うことが出来ちゃいます。
今までは電気毛布を使っていたという方にも是非お勧めしたいですね。
さいごまで読んでいただきありがとうございました。