寝る前にコーヒーを飲みたくなったらどうする?
そろそろ寝る時間なのに、ふとコーヒーが飲みたくなることってありますよね。
飲みたいけどカフェインで寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなるのではないかと気になって飲めない時も多いのではないでしょうか?
わたくし、IntoTheDeepの中の人もコーヒー大好き。
起きてすぐの一杯、昼食後にも一杯、おやつ休憩にも一杯と毎日平均して3杯はコーヒーを飲みます。
本当は夕食の後にも一杯…。といきたいところですが、このタイミングでは飲みません。
やはりカフェインで眠りに影響が出てしまうのを心配しているからです。
でも本当は1日を通して時間を気にせずにコーヒーを飲みたいというのが本心。
私と同じようにコーヒーは好きだけど、夜寝られなくなるのが怖いから寝る前は飲まないようにしているという方、多いのではないでしょうか?
今回の記事は次のようなことが分かる内容になっていますので、ぜひ読んでいってくださいね!
コーヒーを飲むと眠れなくなるの?
まずは『そもそも』コーヒーを飲むと本当に眠れなくなるのか?という問題についてですが、コーヒーを飲むことで眠れなくなるというよりは、皆さんもご存じのようにコーヒーに含まれるカフェインが原因で眠れなくなるというのは本当のことです。
カフェインには興奮作用があるため、摂取すると脳や体が興奮状態になってしまい寝つきが悪くなるというわけですね。
また、コーヒーには利尿作用もあります。
就寝前に飲むと夜中にトイレに行きたくなって起きてしまう可能性もありますね。
コーヒー以外の飲み物なら大丈夫?
カフェインが含まれる飲み物と聞くとコーヒーを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は他の飲み物にもカフェインを含むものがあります。
エナジードリンクにはもちろん含まれていますが、それ以外にも緑茶や紅茶、ウーロン茶などにもカフェインが含まれています。
さらに、緑茶の中でも『玉露』と言われる緑茶はコーヒーに匹敵、もしくはそれを超えるカフェインが含まれる場合があります。
夕食後にコーヒーを飲むのは控えている方でも、うっかりカフェインをたくさん含んだ飲み物を飲んでしまっている可能性があります。
意外な習慣や、飲み物が実は睡眠の質を下げる原因になってしまっている場合がありますので、『最近眠りが浅いな』と思うようなことがあれば、就寝前の生活や飲み物をいま一度見直してみてはいかがでしょうか?
就寝の何時間前まで飲める?
コーヒーを始めとして、カフェインを含む飲み物を寝る前に飲むのはあまり良くないことは分かりました。
ここからは本題である何時間前までなら睡眠に影響が出ないのかについてです。
カフェインに関する論文がありましたのでカフェインを摂取してから、完全に体外に排出されるまでにかかる時間を表形式でまとめてみました。
最高血中濃度に到達する | 摂取したカフェインの半分が体外へ | 完全に排出 | |
必要な時間 | 30~120分 | 2~8時間 | 10~14時間 |
pp109-125 (2016,3)を基に作成。
人によってかなり個人差はありますが、身体の中のカフェインが半分以下になるには摂取後2〜8時間かかるそうです。
私が初めてこのことを知ったときは思っていたよりも遥かに長くて驚いた記憶がありますが、皆さんはどう感じましたか?
さらにカフェインが体内から完全に抜けるまでには10〜14時間かかるそうです。
ほぼ半日、人によっては半日以上の時間を要するとはカフェインおそるべしですね…。
就寝時にはカフェインが完全に抜けるように気を使うとするなら、23時就寝だとした場合朝の9時までしかコーヒーを飲めないことになります。夜飲んでしまった場合は翌日の朝までカフェインが抜けていない状態になるので、寝ても寝た気がしない状態になるのも理解できますね。
朝一しかコーヒーを飲まないという方なら問題ないですが、私のように出来れば一日中時間を気にせず飲みたいという人には10〜14時間というのはかなり苦しい縛りです。
カフェインが体内から抜けていくスピードには個人差があります。また、どのラインまでカフェインを摂らないようにするのかは個人の判断で決めるものですので自分の体調や、翌日の寝起きの感覚などで調整してみるのがいいと思います。
ちなみに私の場合は15時ころ、おやつ休憩の時間に飲むコーヒーでカフェインを含む飲み物は終わりにしています。大体就寝時間の7~8時間前を目安にしている感じですね。
時間を気にせずにコーヒーを飲みたいあなたには『カフェインレスコーヒー』がおススメ!
さて、ここまでカフェインが眠りに及ぼす影響と、その影響が及ぶ時間について紹介をしてきました。
睡眠の質を大切にしたいのであれば、就寝時間の数時間前からカフェインの摂取は控えた方が良いということがお判りいただけたかと思います。
眠れなくなるかもしれないけど、コーヒーは飲みたい!!
夕食後のコーヒーってとても美味しく感じるときがありますよね…。
一日の疲れを癒してくれるアロマの香りとゆっくりとした時間…まさに至福です。
夕食の後など、時間を気にせずにコーヒーを飲みたい方には、カフェインレスコーヒーがおススメです!
皆さんも耳にはしたことがあるかもしれませんね。
『デカフェ』や『ノンカフェイン』という言葉をご存じの方もいらっしゃると思います。
一昔前は味がいまいちだったり、それなりにお値段が張ったりと良くないイメージもあった『カフェインレスコーヒー』ですが、最近では味も普通のコーヒーとほとんど変わらず、リーズナブルな商品も沢山出てきています。
カフェインレスとノンカフェインの違いは?
ちなみに『カフェインレス』と『ノンカフェイン』は似ている言葉ですが、きちんと定義があるので一応ご紹介しておきます。
微妙な違いはありますが、カフェインレスも元々のカフェイン含有量と比較するとほとんどカフェインが取り除かれている状態です。
妊婦の方などカフェインに対して特に注意が必要な方以外は違いに気を付ける必要は無いでしょう。
ちなみに最近耳にするようになった『デカフェ』という言葉は『カフェインが含まれていた飲み物から、カフェインを取り除いた飲み物全般』を指す言葉ですが、『デカフェのコーヒー』と言った場合は『カフェインレスと同義』となります。
『デカフェ』もコーヒーの場合はカフェインを90%以上取り除いたものということですね。
IntoTheDeepオススメのカフェインレスコーヒー
私も実はカフェインレスコーヒーの愛用者です。
カフェインを含むコーヒーはおやつの時間までにしていますが、カフェインレスは夕食後や寝る前にも飲んだりします。
やはり夕食後のコーヒータイムはやめられませんね。
今回は私がこれまでに飲んできたカフェインレスコーヒーの中から3つオススメをご紹介したいと思います。
【無印良品】オーガニックコーヒー カフェインレス
まずおすすめしたいのは無印良品が販売している『オーガニックコーヒー カフェインレス』という商品。シンプルなパッケージがお洒落なのも気に入っています。
味は少しだけ酸味が強く、後味はさっぱり!食後のお口直しにぴったりです。
カフェインレスですが、しっかりとした飲みごたえもあってカフェインレス感は全くありません。
カフェインもしっかり97%カットしてあるので、おやすみ前にも気にせずに飲めちゃいます。
私自身が濃い目のコーヒーが好きということもありますが、このコーヒーはちょっと濃い目に淹れるのがオススメです。
【AGF】 ブレンディ スティックカフェオレ やすらぎカフェインレス
2つ目はおなじみのブレンディスティックのカフェオレ『ブレンディ スティックカフェオレ やすらぎカフェインレス』。
こちらは夕食後というよりはもうすぐ寝るよ~くらいの時間帯に飲むことが多いです。
これからコーヒーメーカーを動かすのはちょっと面倒、といった場面でもお湯だけで作れるので気軽に飲めます。
夜中に目が覚めてしまった時にもカフェオレはホッと落ち着けていいですよ。
【BROOK’S】GABA配合の機能性表示コーヒー
3つ目はBROOK’Sが販売している【カフェサプリ GABA】というコーヒーですが、こちらはなんとGABAが配合されている機能性表示食品!
GABAが配合されていることによって『睡眠の質の向上』や『デスクワークなどでの一時的な疲労の緩和』、『朝の目覚めをスッキリさせる』などの効果があるコーヒーなんです!
これまでタブーとされてきたお休み前のコーヒーで睡眠の質を向上できちゃうなんて、コーヒー好きにはたまらない商品ですよね。
コーヒーも楽しめて、睡眠の質、朝の目覚めまで改善できちゃう夜活始めてみませんか?
実は寝る前にコーヒーを飲むメリットもあるって知ってた?
オススメ商品はいかがでしたか?ひつじ店長のオススメを是非試してみてくださいね!
さて、ここまで『コーヒーを寝る前に飲むのは良くない』というお話をしてきましたが、実はコーヒーを寝る前に飲むことで得られるメリットも存在します。
ここでのコーヒーというのはカフェインが入っている普通のコーヒーのこと。
寝る前にカフェイン入りのコーヒーがメリットになるの!?と思われた方もいらっしゃると思いますのでちょっと紹介させてください。
寝る前にコーヒーを飲むメリット
リラックス効果
これはコーヒーの香りの効果です。コーヒーの香りをかぐとホッと一息をついたような気分になりますよね?
人はリラックスしているときに脳からα波という脳波を出しているらしいのですが、コーヒーを飲むことでもα波が出ることが確認されているそうです。
つまり科学的にもコーヒーの香りには人間をリラックスさせる効果があるということが証明されているということです!
リラックスした状態であれば寝つきも良いため、寝る前のコーヒーはメリットになるうるということですね。
血流促進効果
これはコーヒーに含まれるカフェインの効果です。
カフェインによって血管が拡張され、血の巡りが良くなることで代謝が上がります。
寝るときに手先や足先の冷えが気になってしまう方も多いのではないでしょうか?
そのような方には寝る前にコーヒーを飲むことで冷え性が改善され、末端の冷えで眠れないという状態を解消してくれるかもしれません。
また、代謝が上がるのでダイエット効果が上がることも期待できます。
疲労回復効果
これもカフェインの効果です。
先ほど血の巡りが良くなるという話をしましたが、その結果体内の回復作用が十分に働き、翌日に疲れを持ち越さない効果が期待できます。
寝る前に飲むなら少量がおススメ
コーヒーを寝る前に飲むことで得られるメリットを3つご紹介しましたがいかがでしたか?
コーヒーは寝る前は飲んじゃダメ!というイメージが強くメリットなんて考えたこともなかったひつじ店長でしたが、個人的には冬になると冷え性が気になる体質なので、それが解消できるなら試してみる価値があるかと思いました。
ただ、やはり寝る前のカフェインは睡眠に悪影響を及ぼす可能性も非常に高いですので、飲むときは少量にしておくのがおススメです。
具体的には小さめのコーヒーカップ1杯ほどをゆっくりと30分ほどの時間をかけて飲むのが良いようです。
カフェインの量が多くなってしまうのはもちろんNGですが、がぶがぶと一気に飲んでしまうと急激に吸収され、カフェインの効果が強く出てしまう可能性があるんだそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?寝る前に飲むコーヒーにもメリットがあるということを最後にお話しましたが、やはりカフェインの摂り過ぎは睡眠に悪影響を及ぼします。
より良い睡眠のためにも、カフェインとは上手に付き合っていきたいものですね。
カフェインを気にせず、夜でもコーヒーを飲みたい!という方は是非オススメのカフェインレスコーヒーを試してみてください。