隣人がうるさくて眠れない!
アパートやマンションなどに住んでいると隣人の生活音や話し声などが気になって眠れなくなってしまうことってありますよね。
顔もよく知らない隣人だったら音のことを指摘しに行くのは気まずいし、ご近所トラブルになるのも怖いもの。
寝不足になってしまうのは困るから何とかしたいけど、平和的に解決する手段が思いつかないということもあるでしょう。
夜通し話し声がして、寝られたもんじゃないよ!
隣人の騒音を注意したいけど勇気も出ないしどうしたらいいの…?
注意するわけでもなく、我慢するわけでもなく、いつの間にか騒音が気にならなくなっている、そんな夢のような解決の手段があったら最高ですよね!
今回ご紹介する方法はまさにそんな夢の手段になりうる方法なので、騒音でお困りの方はぜひ最後まで読んでいってくださいね!
ちなみにこの方法は隣人が立てる物音だけではなく、線路沿いに住んでいて電車の騒音が気になる場合や、道路を走る車やトラックの騒音が気になるなどの場合にも有効ですよ。
騒音問題から解き放たれれば、質の良い睡眠が取れるようになり日々の生活にもハリが出てきます!
質の良い睡眠は健康や美容、勉強など様々なことに欠かせないものなので、この記事を参考に騒音問題を解決して理想的な毎日を手に入れてくださいね
隣人がうるさくて眠れない!音量はどれくらい?
適切に騒音対策をするためには問題になっている騒音がどれくらいなのかを知り、大きさに応じた手段を取ることも大切になってきます。
騒音対策を始める前にまずは気になってしまっている音のチェックをしてみましょう!
音量を調べるとは言っても難しそう…。私にもできるかな?
難しいことは無いのでご安心を!面倒な場合は読み飛ばしてしまっても大丈夫ですよ!
皆さんも音楽を流すときやテレビを見るときに音量を調節した経験はありますよね?
同じ音量『20』だったとしても、音の大きさは機械によってバラバラですが、科学的に音の大きさを表す単位は『dB(デシベル)』と言ってスマートフォンのアプリでも測定することが出来ます。
一般的な音の大きさの目安は以下の通り。
音の大きさ | 音量の目安 |
---|---|
80デシベル | 鉄道の線路脇 |
70デシベル | 掃除機 |
60デシベル | 普通の会話 |
50デシベル | 静かな事務所 |
40デシベル | 昼間の住宅街、図書館 |
30デシベル | 深夜の郊外、ささやき声 |
20デシベル | 木の葉の触れ合う音 |
あまり馴染みのない単位なのでイメージが湧きづらいかもしれませんね。
まずは自分が気になっている音などを測定してみると、騒音がどれくらいの音量なのか数値化出来て対応がしやすくなります。
アプリストア等で『音量 測定』と検索するとスマートフォンで周囲の音量を計測できるアプリが出てきますのでぜひ試してみてくださいね。
ちなみに私は木造住宅に住んでいるのですが、知人に隣の部屋から話しかけてもらったときの音量は約35~40デシベルでした。
睡眠中に最適な音の大きさは?
音の大きさは分かったけど、どれくらいから睡眠には影響が出るの?
『Night noise guidelines for Europe2009(ヨーロッパ世界保健機構)』において、健康と騒音の関係について以下のようにまとめられています。
平均的な音量 | 健康への影響 |
---|---|
30デシベル以下 | 影響は認められない |
30-40デシベル | 睡眠に影響は出始めるが小さい。 影響の程度は音源の特性や発生回数に依存する。 |
40-55デシベル | 健康への悪影響が生じる。 |
30-40デシベル程度の音量までであれば、睡眠にはほとんど影響のない音であることが分かりますね。
ところが隣人の騒音や、外の車の音など就寝時に気になってしまう音も、音量を測ってみると実は30-40デシベルの範囲内であることが多々。
音量的には睡眠の質にあまり関係が無いとされている範囲なのに就寝前になると気になって眠れなくなってしまうのは、『特定の音に敏感になってしまっている』可能性が考えられます。
確かに布団に入るまでは特に気にならないのに、就寝前になると過敏になっているかも…?
音量的には睡眠への影響は小さいはずなのに特定の音や突然の騒音が気になってしまうという方は、ホワイトノイズによる『サウンドマスキング効果』で対策をするのがオススメです。
ちなみに40デシベルを超えるような騒音が聞こえてくるような環境は室内ではあまり無いでしょう。
もし40デシベルを超えるような騒音の場合は個人での対策は難しく、リフォームによる防音対策など大掛かりな対策が必要になってきます。
あまりにも騒音がひどい場合には引っ越しなど根本から解決する手段を検討するか、行政に相談してみるのも良いでしょう。
ちなみに騒音対策で耳栓を使うのは耳のトラブルにつながる可能性もあるので、個人的にはお勧めできません。
詳しくは下記の記事にまとめていますので、興味のある方はそちらもご覧になってみてください。
ホワイトノイズってなに?
ホワイトノイズ?サウンドマスキング?初めて聞く単語だけど何のこと?
ホワイトノイズとは『ノイズ』という言葉がついているように騒音の一種。
騒音は騒音でも様々な周波数の音を同じ強さで混ぜているのが特徴の音です。
ホワイトノイズには人間が聞き取ることのできるすべての周波数が均等に含まれているので、ホワイトノイズが流れている環境下では突発的な音がかき消されて目立ちにくくなります。
このように突発的な音が、別の音によってかき消されることで目立ちにくくなる効果のことを『サウンドマスキング効果』といい、安眠やリラックス、集中力アップに効果があるとされているのです。
YouTubeでお好みのホワイトノイズを探そう
ホワイトノイズの代表的なものには『テレビの砂嵐の音』があります。
皆さんも一度は『ザー』という音を聞いたことがあるのではないでしょうか?
ホワイトノイズは多くがこういった『ザー』や、『ゴー』といったまさに雑音のような音。
こんな音で本当に安眠や集中力アップの効果が得られるの?と思うかもしれません。
人によって心地よいと感じたり、うるさいと思ってしまう音の特徴や高さはありますので、YouTubeでいろいろなホワイトノイズを聞いてみてください。
「これなら聞いてても大丈夫かも!」と思える音に出会えたら、試しに読書や勉強をしてみるのがオススメ。
私たちIntoTheDeepではYoutubeで就寝時や勉強中、仕事中などにつかえるホワイトノイズや環境音などのBGMを配信しています!
よかったらそちらにも遊びに来てくださいね!
【IntoTheDeepのYouTubeチャンネルはこちら】
案外すぐに音には慣れてきて、音に包まれている感覚を味わうことが出来るはずです。
15分ほどホワイトノイズを流した状態から音を止めてみると、いかに周りの雑音をカットしてくれていたかを実感できますので騙されたと思って試してみてくださいね。
ちなみに私のオススメは滝の音。
高すぎず自然な滝の奥行きのある音が、包まれている感じがして不思議と落ち着いた気分になります。
ホワイトノイズの適正音量はどれくらい?
ホワイトノイズの音量は小さすぎても周囲の音をかき消すことが出来ず、流していても無意味な音になってしまいますし、大きすぎても脳や聴覚に支障をきたす可能性があります。
『睡眠中に最適な音の大きさは?』の部分でも紹介しましたが、40デシベルを超える騒音は睡眠に影響が出る可能性があります。
就寝時に使用する際には40デシベル以下で使用するのが良いでしょう。
私自身は昼間でも作業をする際にホワイトノイズを使用していますが、作業部屋にいる際の環境音が平均して35~40デシベルなのでホワイトノイズは自分の顔の近くで40デシベルくらいになる音量で再生しています。
ホワイトノイズマシンのすすめ
ホワイトノイズはYouTubeにもたくさんの動画がありますので、スマートフォンやパソコンなどで再生することでも十分に効果を体感することは可能ですが、実はホワイトノイズを再生することに特化した『ホワイトノイズマシン』という商品も存在しています。
スマホでも再生できるんだから、専用のマシンはいらないんじゃない?
ホワイトノイズマシンには他のスピーカーには無い特徴がありますので、ホワイトノイズマシンを使うことで得られるメリットをご紹介しておきたいと思います。
音量を細かく調節できる
スマートフォンやスピーカーなどで音楽を流していると、どうしても音量が微妙な大きさになってしまって気になることはありませんか?
目盛1つ分しか変更していないのに大きすぎたり、小さすぎたり。
「この中間の大きさにしたいのに!」と感じたことがある方もいるはずです。
就寝時などは特に音に対して敏感になりやすく、少しの音量の違いが気になったりすることもあります。
サウンドマスキング効果を最大限に発揮できるように、ホワイトノイズマシンは音量を細かく調節できるようになっている商品が多いです。
常に違う音をつくる
一般的にホワイトノイズの音源は同じ音源を繰り返し再生することによって長時間の音源が作られている場合が多いです。
脳は一度聞いたことがあるパターンや繰り返しに敏感になってしまう性質があるため、就寝時などは十分なリラックス効果が得られない可能性があります。
ホワイトノイズマシンの中には繰り返しではなく、独自の音の組み合わせによって、常に新しい音を創り続けてくれる機能を持つ商品があります。
せっかくリラックスや安眠のためにホワイトノイズを流すのであれば、出来る限り脳を刺激しないように工夫されている商品を使うのが望ましいでしょう。
まとめ
今回は騒音対策の方法としてホワイトノイズによるサウンドマスキング効果についてご紹介をしてきました。
気になっている騒音があまりに大きな音だったりする場合はサウンドマスキング効果は実感できないかもしれませんが、多くの騒音はホワイトノイズで緩和することが出来るもの。
まだホワイトノイズを試したことが無いという方は、だまされたと思ってぜひ試してみてください。
今回は就寝時の騒音対策にということでご紹介をしましたが、勉強や作業時の集中力アップにも本当に役立つので、私も記事を書く時には大体ホワイトノイズを流しているくらいです。
まずはYouTubeなどでお気に入りの音源を探し、ホワイトノイズの効果を実感出来たらホワイトノイズマシンを使うことも検討してみてください。
IntoTheDeepではほかにも睡眠の質を向上するためのヒントとなる情報を配信しています!
ぜひトップページから他の記事もご覧になってみてくださいね!