ウェイトブランケットの重さの目安は?重さ以外に気を付ける選び方のポイントはある?

寝具

ウェイトブランケットの選び方

『ウェイトブランケット』という寝具を知っていますか?
その名の通り、普通のブランケットよりも重みがあり、『加重毛布』や『加重ブランケット』という呼び方もされます。

『重い毛布』という商品名でご存じの方も多いかもしれませんね。

海外では医療現場で治療を目的として使用されていたり、日本でも女優の広瀬すずさんが愛用していることでも話題になりました。
枕を変えても敷布団を変えても駄目だった人が、加重ブランケットを使い始めたら睡眠障害から解放されたということもあるくらい、人によっては睡眠の質の向上に劇的な効果が出ることもあります。

今回はそんなウェイトブランケットについて、そもそもどんなブランケットなのかや、効果、選び方についてご紹介をしてきます。

ウェイトブランケットって何?

名前は聞いたことがあるけど、どういうブランケットなの?

名前は聞いたことがあるけど、具体的にはどんなブランケットなのかは知らないという方も多いと思いますので、メリットや選び方などをご紹介する前に『そもそもウェイトブランケットってどんなブランケットなの?』ということについてご紹介します。

重さはどれくらい?

『ウェイトブランケット』、『加重毛布』、『加重ブランケット』、『重い毛布』などたくさんの呼び方がありますが、どの商品も通常のブランケットと比較するとかなり重い作りになっています

素材や作りによってもバラツキがありますが、ブランケットと呼ばれる寝具はほとんどが『1㎏未満』。毛布でも『1~2㎏程度』です。

ウェイトブランケットなど重さを売りにしている商品は『約5~7kg』の重さで作られているものが多く商品によっては10㎏を超える商品もあります。
一般的な毛布と比較すると約3倍以上の重さがあるので、重たいと言われるだけのことはありますよね。

素材は何を使っているの?

ウェイトブランケットは主にコットン(綿)やポリエステルを素材とした商品が多いです。

重さを出すためにガラスビーズがブランケット内部に入っていることが多いので、丸洗いできない商品も多いです。
「ブランケットは定期的に丸洗いしたい」という方は購入時に洗濯できるかの確認を必ずしておきましょう。

ウェイトブランケットの効果は?

ウェイトブランケットはもともと自閉症や多動症、不安症の人が安心して眠れるようにするために開発されたと言われています。
ウェイトブランケットの中でも『チェーンブランケット』と呼ばれる商品は実際にチェーンが入っているので本当によく眠れるのか首をかしげたくなってしまうと思いますが、実際の寝心地は優しくハグをされているような感覚です。

ブランケットが重いことで、身体にぴったりとくっつくように包んでくれることが安心感や落ち着きを生み出す秘訣。
次のような経験がある方には特に寝付きやすくなる、朝までぐっすり眠れるなどの快眠効果を実感できるでしょう。

  • 心配や不安を感じることが多い。
  • 寝ようとすると心が騒がしくなって眠れない。
  • 布団に入ってもそわそわしてしまう。
  • 一度寝れたのに途中で目が覚めてしまう。
  • 緊張が解けず翌日のことを考えてしまう。

チェーンブランケットが開発されたスウェーデンでは、ADHDやうつによる不眠で悩む方に病院で保険処方されているほど効果が認められている商品なんです。

それならウェイトブランケットじゃなくてチェーンブランケットを買った方が良いわね!

確かにチェーンブランケットはウェイトブランケットの中でも最も効果が認められている商品だと言っても過言ではないかもしれませんが、実はかなりの高額商品
価格は重さにもよりけりですが、商品によっては10万円以上するものもあり、ちょっと試してみたいからと言って気軽に試せるお値段ではないのが悩ましいところです。

高くても試してみたい!という方は2週間レンタルして試せるプログラムがありますので、そちらを検討してみてはいかがでしょうか?

ウェイトブランケットの選び方

チェーンブランケットの効果についてご紹介しましたが、さすがに少し試したいからと言って何万円もするブランケットにいきなり手を出すのは少し気が引けてしまいますよね…。

最近ではニトリや無印良品など、有名なメーカーからもリーズナブルな価格で重さを売りにした布団が発売されています。
Amazonや楽天などでもたくさんの商品がありますので、気軽に試したいという方はネットで商品を探してみるのがオススメです。

ここからはウェイトブランケットを選ぶ際に気を付けたいことや、チェックしておくべきポイントをご紹介しますので参考にしてみてください。

重さの目安

ウェイトブランケットは重さを売りにしているということもあり、多くのメーカーが重さによって複数種類の商品を販売しています。
重さは自分が一番心地いいと感じられる重さを選ぶのが一番良いのですが、忙しいのにいちいち試してられない!という方もたくさんいらっしゃると思うので、選ぶ際の目安をご紹介します。

ウェイトブランケットの適正重量=自分の体重の10%+1kg

例えば体重が60㎏の場合は7㎏のウェイトブランケットを、体重が70㎏の場合は8kgのウェイトブランケットを選ぶのが目安になります。

とりあえず最初のウェイトブランケットを買ってみようかな!という方は自分の体重から適正重量を計算し目安の重量のブランケットを選んでみてください。

ちなみに重さで探しているとたまに見かける『lbs』という重さの単位。
これは『ポンド』という重さの単位で『1ポンド=約0.45kg』です。
大体半分なので、15ポンドと書いてあったら「大体7キロくらいかな?」くらいの感覚で良いと思います。

シーズンで選ぶ

ウェイトブランケットは重さがある分、保温性も高い商品が多い傾向にあります。
冬場は暖かく眠れていいのですが、夏場は暑くて使えなくなってしまう可能性があります。

ところが、ウェイトブランケットの効果は冬よりも夏こそ高くなるともいわれています。
何故なら、夏場はそもそも使っている布団の量が少ないから。

冬場はウェイトブランケットを使わなくても布団を何枚かかけて寝ているので、それなりに包まれている感じや加重を感じながら寝ていますが、夏はほとんど布団をかけていない場合もあります。

冬よりも夏場の方が寝つきが悪いという方は、もしかすると暑さだけではなく、布団をかけていることによる安心感などが足りていないのかもしれません。

商品によっては夏場でも使えるように冷感素材を使用していたり、夏場と冬場で肌に当たる素材を変えられるリバーシブル構造になっているものもあります。

1年間通して使いたいという方は、夏場でも使えるような商品を選んでおくのが良いでしょう。

洗濯できない商品に注意

ウェイトブランケットは重さを出すため、ブランケット内部にガラスビーズが入っていることが多く、その構造上洗濯ができない商品もあります。

冬場だけ使うならまだ衛生的に保てるかもしれませんが、夏場は肌に近い使い方になるでしょうし、ほこりやカビ、ダニと言った汚れからは逃げられません。
丸洗いできる商品の方が長く衛生的に使うことが出来ますので、できれば洗濯できる商品を選んでおくことをオススメします

ちなみに先ほど紹介した『チェーンブランケット』は内部にチェーンが入っていますが、なんと丸洗い出来ちゃいます!

まとめ

今回は加重ブランケットについて、どんな商品なのかや使うことで得られる効果、選ぶ際の注意点などを紹介してきました。
加重ブランケットは万人受けする商品ではなく、ストレスによって過敏な状態になってしまっていたり、もともと心配性の方などで寝つきの悪さや、睡眠の質の低さを感じている方に効果的だとされています。

  • 心配や不安を感じることが多い。
  • 寝ようとすると心が騒がしくなって眠れない。
  • 布団に入ってもそわそわしてしまう。
  • 一度寝れたのに途中で目が覚めてしまう。
  • 緊張が解けず翌日のことを考えてしまう。

このような経験がある方は加重ブランケットを使うことによって劇的に睡眠の質が改善される可能性もあります。
枕を変えても敷布団を変えても駄目だった…。という方が変えるべきだったのは掛布団だったのかもしれません。

この機会にウェイトブランケットを試してみてはいかがですか?

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