しっかり寝ても足の疲れが取れない…。
夜しっかり寝たはずなのに朝から足が何となくダルくて重い…。
立ち仕事や外回りなど、立った姿勢で仕事をすることが多かったり、スポーツをする方などは足に疲れが溜まってしまい、寝ても疲れが取れないということがありますよね。
私自身も睡眠はしっかり取っているから頭はサッパリしているのに、足が重たくて何となくやる気が出ないという経験があります。
今回はしっかり休息は取っているはずなのに回復できない足の疲れの原因と、次の日に疲れを残さないために出来る対策をご紹介します。
足の疲れはなぜ取れないの?
立ち仕事や外回りなどで一日中立ちっぱなし、歩きっぱなしだった翌日などに足の疲れが取れていない時は足の血行不良が原因の場合が多いです。
足の中でも特にふくらはぎは『第二の心臓』とも呼ばれ、下半身の血流を循環させるための大切な役割を担っています。
全身に血液を循環させる役割を担っているのは心臓ですが、下半身の血液を重力に逆らって押し戻すのは簡単なことではありません。
そこでふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たすことによって、心臓へ血液を送り返すのを手助けしているのです。
ところが、一日中立ちっぱなしだったり、歩きっぱなしだったりするとふくらはぎの筋肉が固くこわばってきてしまいポンプとしての役割が弱くなります。
ポンプの働きが弱くなると血流の循環が悪くなるため筋肉に酸素や栄養が十分に運ばれず、加えて老廃物も蓄積しやすい状態になり、足にだるさを感じたり疲労が蓄積する原因となります。
翌日になっても足の疲れが取れないのも足の血行が悪くなってしまっているために、筋肉の回復に時間がかかったり、老廃物が蓄積したままになってしまっているからです。
ストレッチやマッサージは効果的だけど…
足の疲れを取る方法を探すとまず出てくるのはストレッチやマッサージの方法が多いですよね。
固まってしまっている筋肉をほぐしてあげることによって血流を良くしたり、蓄積した老廃物を押し流すのにはストレッチやマッサージが効果的。
YouTubeには分かりやすいストレッチの解説動画などもアップロードされているので、時間と体力に余裕があればぜひ寝る前の習慣として取り入れて欲しいところですが…。
疲れて帰ってきてるのにこれからマッサージやストレッチはしたくないよ…。
もっと簡単な方法はないの?
疲れている時は出来ればストレッチやマッサージなど面倒なことはせずに疲れを取りたいところ。
帰宅時間が遅いときは尚更。
ご飯とお風呂だけ済ませて寝てしまいたいのにマッサージなんてやってられない!と思いますよね。
ここからはストレッチもマッサージもしたくないけど、足の疲れは翌日に残したくない!という方にぜひ試してほしい方法をご紹介します。
疲れが気になる夜は足枕
足の疲れやだるさが翌日になっても取れないのは、足に酸素や栄養が十分に運ばれていないことや老廃物が蓄積したままになってしまっていることが原因でした。
ストレッチやマッサージで血行を改善できない時に役立つのが足枕です。
就寝中に足枕を使うことで足先から心臓の方に血流が流れやすい環境を作ることが出来ます。
血の流れが悪くなっている部分を心臓より高い位置に保つことで血行が良くなり老廃物も流されるので、疲労も回復しやすくなり翌日に足のだるさや疲れが残りづらくなります。
足枕が無いときは?
足枕の高さは10㎝ほどが目安。
低すぎても効果が無くなってしまいますし、高すぎても足がしびれたり腰に無駄な負担がかかることがあるので気をつけましょう。
試してみたいけどわざわざ買ってまではちょっと…。
足枕は専用のものではなくても構いません。
自宅にあるクッションでもいいですし、バスタオルを丸めて棒状にするだけでもある程度の高さを確保することが出来ます。
足枕は欲しいけど毎日は使わないかもしれないと悩んでいる方には、クッションや抱き枕としても使えるタイプの足枕がオススメ。
普段は抱き枕として使い、足の疲れが気になる時は足枕として使えば無駄にはなりませんよ。
着圧ソックスで美脚に!疲れも取れて一石二鳥
疲れやだるさの改善には着圧ソックスや着圧タイツと呼ばれる商品も効果的です。
足を締め付けて本当に疲れやだるさが取れるの?
締め付けで逆に血行が悪くなったり疲れが溜まったりしない?
足のだるさや疲れの原因はふくらはぎの筋肉が固まってしまうことによる血行不良が原因でしたね。
ポンプのような働きをしている筋肉の働きが弱くなることによって血液の循環が悪くなり、老廃物や水分が溜まってしまうことによりだるさや疲れが生じるのですが、着圧ソックスや着圧タイツは足を加圧することによってポンプの役割を助けてくれる効果があるんです。
むくみは太りやすさのもとになる!
血行が悪くなり老廃物や水分が溜まってしまった状態のことを『むくみ』といいます。
疲れやダルさの原因になることは言うまでもないと思いますが、実はむくんでいる状態は脂肪が付きやすい状態でもあるんです。
足が疲れるだけではなく脂肪がついてしまって足が太くなるなんて絶対に避けたいですよね!
その日のむくみは出来るだけ早いうちに解消しておきましょう。
足の締め付けは睡眠の質には影響しないの?
睡眠時は下着の締付けや寝間着のウエスト、手首、足首の裾のゴムの部分など些細な締め付けでもストレスを感じ睡眠の質を下げると言われています。
加圧ソックスや加圧タイツの締め付けも同様に睡眠の質を下げる原因になりかねないですし、加圧の強さによってはきつすぎて血行不良を起こしてしまう可能性も十分にあり得ます。
足の疲れを取るためとはいえ睡眠の質自体を下げてしまう可能性や、逆に足に負担をかけてしまう可能性もありますので、就寝時の着用は避けておいたほうが良いでしょう。
加圧ソックスの中でも特に有名な商品に『メディキュット』という商品がありますが、メディキュットの公式サイトにも指定の商品以外は就寝時には着用しないよう記載があります。
For Sleepシリーズは、寝るとき専用に設計されていますので、就寝時に着用できます。
メディキュット公式サイトQ&A-レキットベンキーザー・ジャパン株式会社
Medicalシリーズの「メディキュット ロング」と「メディキュット スパッツ」も寝ながらご使用いただけます。
その他の商品は、寝るときを考慮した設計になっていませんので、不快になる可能性があるため、寝るときには、着用なさらないでください。
どうしても就寝時に着圧ソックスを履いて寝たい!という方は就寝時に使うことを想定して設計されている商品を使うようにしましょう。
メディキュットのQ&Aの書き方だと少し分かりづらいですが、『For Sleepシリーズ = 寝ながらメディキュットシリーズ』ということみたいなので商品選びの際は『寝ながらメディキュットシリーズ』にするのが良いということですね。
就寝中でも使える加圧ソックス
10回で疲れの取れ方が全然違う!『カーフレイズ』のすすめ
疲れているときにはなるべく面倒なストレッチやマッサージをしたくはないですが、10回やるだけで翌日の足の疲れの残り方が全然違う魔法のようなエクササイズがありますのでご紹介したいと思います。
足が疲れていると布団に入ってからなんだかソワソワして気持ちが悪いときもありますが、このストレッチはそんな時にも足をスッキリさせることが出来ておすすめです。
筋肉トレーニングをする方は聞いたことがあるかもしれませんが、このストレッチは『カーフレイズ』というふくらはぎを鍛えるときの動きです。
かかとを上げ下げするだけのシンプルな動きですが、ふくらはぎの筋肉を繰り返し収縮させることが出来るので血行が良くなり足がすっきりしますし、翌日の疲れの残り方も全然違います!
もうへとへとで、立った状態で背伸びをするのも辛いという方は座ったままかかとを上げ下げするだけでも効果があるので試してみてくださいね!
まとめ
今回は足の疲れを翌日に残さないための対策をご紹介してきました。
足の疲れが翌日に残ってしまう場合の多くは足の血行が悪くなっている状態をそのままにしてしまうことが原因です。
今回はご紹介しませんでしたが、血行を良くするという意味ではしっかりと入浴で身体を温めてあげたり、温感湿布を貼って血行を促進するなどの方法もあります。
疲れて帰ってきてからの対策は何かとめんどくさいものですので、自分に合った手軽にできる方法が見つけられるのが一番です。
今回ご紹介した対策も含め、自分の負担の少ない対策をぜひ探してみてくださいね。