睡眠サポートドリンクの選び方。改善したい眠りの悩みに合ったドリンクを選ぶのがポイント!

寝不足、疲労

おすすめの睡眠サポートドリンクはある?

睡眠の質の向上を目的としたドリンクが注目を集めています。
これらの飲料はまとめて『睡眠サポートドリンク』や『睡眠サポート飲料』とも呼ばれていますね。

各所で売り切れが続出し公式サイトでのネット注文の新規受付が一時停止するほどの人気となった、ヤクルトの『ヤクルト1000(Y1000)』はいまだに品薄の状態が続いているほどの人気ぶり。

他にもアサヒ飲料や森永乳業、大塚製薬、日清食品など様々な大手メーカーから睡眠の質の向上を目的とした睡眠サポート飲料が発売され、様々な種類のドリンクが選べるようになりました。

選ぶ側からすると、種類が豊富になったのはうれしいことですが、選択肢が増えた分選び方には困るようになってしまったとも言えるでしょう。

一概に睡眠の質の向上と言われてもそれぞれのドリンクに含まれる有効成分は異なりますし、その効果ももちろん違います。

今回は数ある睡眠サポートドリンクの中から、自分の悩みに合ったドリンクを選ぶ方法をご紹介していきます。
自分の眠りの悩みに合った睡眠サポートドリンクを選ぶことで効率的に睡眠の質の改善を目指しましょう!

睡眠サポートドリンクは悩みに合わせて選ぶ

睡眠の質が良くなるなら睡眠サポート飲料を試してみたいけど、どれがいいのかな?選び方があれば知りたい!

睡眠サポートドリンクは睡眠の質の改善を謳っている商品が多いですが、含まれる成分や効能は商品ごとに異なります

気になるものからとりあえず買って試してみるというのもいいですが、今となっては種類が豊富であるがゆえに一つずつ試していくのは非常に大変です。
睡眠サポートドリンクの多くは1本飲んだらその夜から効果を実感できるわけでは無く、継続して飲用することにより効果を実感できるようになる商品が多いので時間もかかります。

自分の睡眠に関する悩みはどんな悩みなのかをざっくりとでいいので振り返り、その悩みを改善できる効果のあるドリンクから試してみるのが効率的です。

ここからはよくある睡眠の悩みを取り上げ、その悩みを解決してくれる睡眠サポートドリンクも併せてご紹介していきますので、ドリンク選びの参考にしてみてくださいね。

寝つきの悪さを改善する

布団に入ってから寝付けないのがつらすぎる…。寝なきゃと焦るともっと眠れなくなるしどうにかしたい!

睡眠トラブルの代表格ともいえるのが寝つきの悪さではないでしょうか。
翌日のこともあるので早く寝ないといけないのに中々寝付けずに焦った経験をお持ちの方は多いと思います。

寝つきの悪さを改善するならGABA

寝つきの悪さが気になる方にオススメの成分はGABAです。
『GABA』という商品名のチョコレートが販売されていたり、ストレス緩和の効果が注目されたことからも耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか?

GABAには血圧を下げ、身体をリラックスさせる効果があります
身体がリラックス状態にあると副交感神経が優位となり、入眠しやすい状態が作り出されます。

ギャバ・ストレス研究センターが行った研究によれば、日中にGABA100㎎を摂取した場合いつもよりも7.5分も早く眠りにつくことが出来たとの結果も。※1

同研究によれば、寝つきを良くする効果だけではなくいつもよりも熟睡できたこと、目覚めが良くなったことなども報告されています。

寝つきの悪さが気になる方はGABAを含む睡眠サポートドリンクから試してみてはいかがでしょうか?

眠りの浅さを改善する

眠りの浅さが気になる場合は睡眠を深く、より熟睡できる効果のあるドリンクもしくは中途覚醒を抑制する効果のあるドリンクが良いでしょう。

眠りを深くしたいなら乳酸菌飲料

ヤクルトが販売している『ヤクルト1000』や、アサヒ飲料が販売している『届く強さの乳酸菌W(ダブル)』など、睡眠の質の向上を謳っている乳酸菌飲料には眠りの深さを高める機能があります。

ヤクルト1000は、継続的に飲用することでノンレム睡眠と呼ばれる深い眠りの時間が長くなるという研究結果も公開されており、深く長い睡眠が取れるようになったことが判ります。※2

眠りが浅いと感じる方はヤクルト1000や、届く強さの乳酸菌Wなど眠りの深さを改善する機能のある乳酸菌飲料を試してみるのがいいでしょう。

夜中に起きてしまうならテアニン

眠りが浅いと感じるだけではなく、夜中に起きてしまういわゆる『中途覚醒』でお困りの方は『L-テアニン』という成分が含まれた睡眠サポート飲料を試してみてはいかがでしょうか?

テアニンには覚醒系の神経伝達物質を競合的にブロックすることで、睡眠中の中途覚醒を抑制する効果があるとされています。※3

また、交感神経の働きを抑えることから寝つきの良さをもたらす効果もあり、睡眠の質の改善の結果起床時の疲労感を軽減し、スッキリとした目覚めにもつながるとされています。

『L-テアニン』は緑茶に含まれる成分としてご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、緑茶にはカフェインが含まれており就寝前の飲用は浅眠化を招く可能性があります。
テアニンを摂りたい場合は、睡眠サポート飲料やサプリメントでの摂取が望ましいでしょう。

翌朝の疲労感を改善する

たっぷり寝たはずなのに全然疲れが取れてない…。朝からぐったりなのはもう嫌!

睡眠時間はしっかり確保してたっぷり寝たはずなのに、疲れが取れておらず朝からぐったり。という方は翌朝の疲労感を改善する効果のある睡眠サポートドリンクが良いでしょう。

疲労回復ならフルスルチアミン

寝ても疲れが取れないという方は睡眠の質の問題だけではなく、疲れがたまってしまっている可能性があります。

疲れがたまってしまっていると一晩の睡眠だけでは回復しきれずに次の日へ疲れが持ち越されるという負のループに陥ってしまい、なかなか疲れが解消できないという厄介な状態に。

疲れがたまりがちの場合には睡眠の質を改善してもすぐに効果が出にくいことがありますので、まずは就寝中の疲労回復を助ける『フルスルチアミン』や『タウリン』などの栄養成分が含まれている睡眠サポートドリンクでしっかりと疲れを回復させることに集中してみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は『睡眠』に関する悩み別の睡眠サポートドリンクの選び方をご紹介してきました。

一概に睡眠の質の改善とはいっても様々な成分があり、それぞれに得られる効果が異なることがお判りいただけたのではないでしょうか。

人気の商品を選んでみるのも良いですが、一番効果を実感できるのは自分の睡眠の困りごとを解決してくれる成分を含んだドリンクを選ぶことだと思っています。

自分の感じている睡眠の問題点をもう一度思い出してみて、それから自分にあった有効成分を見つけてもらえたらと思います。

【参考文献】

※1 『新発見!昼間に摂取したGABAがその日の睡眠の質を改善』-ギャバ・ストレス研究センター
※2 『Yakult(ヤクルト)1000 / Y1000 商品情報』-ヤクルト本社
※3 『L-テアニンと睡眠』-睡眠評価研究機構 白川修一郎

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