寝起きから肩こりがひどいのはなぜ?
朝起きてすぐに肩や首がこって固まってしまっている感じがしたことはありませんか?
寝ていただけなのに身体が固まって重かったり、首や肩、腰などに痛みを感じることもありますよね。
寝ていただけなのに何で身体がこり固まっているんだろう?
就寝中の肩こりって中々治らないし、一日中ダルくて重いから本当に厄介!
どうにかならないの?
朝起きてすぐに身体の凝りを感じる場合は枕や敷布団などの寝具が合わないこと、寝返りが十分に打てていないこと、前日の凝りが取れていないことなど、様々な原因が考えられます。
特に冬場に可能性が高い原因は身体の冷え。
首や肩が冷えてしまうことによって肩こりが起こっている可能性が高いでしょう。
冬場の肩こりは冷えが原因かも
冷えると肩がこるのはなぜ?
そもそも冷えると肩がこるのはどうしてなんだろう?
寒さを感じると身体がギュッと硬直することがありますが、あれは筋肉や血管が体内から熱を逃さないように収縮しているから。
筋肉や血管が収縮した状態が続くとその部分の血行不良が起こります。
その結果、酸素や栄養成分が十分に行き渡らなくなってしまい肩こりへと繋がるというわけ。
末梢神経が傷つき痛みが起こると、更にその痛みで筋肉が収縮して凝りが悪化するという負のスパイラルに入っていきます。
肩まで布団に入っているのに冷えるの?
冬場に寝起きから肩がこっている場合に最も可能性の高い原因は身体の冷え。
就寝時はしっかりと肩まで布団をかけて寝ていても、寝ている間に寝返りなどで布団がずれてきてしまい、肩や首が出てしまっていることが考えられます。
ヒトは寝ている間に20回前後も寝返りを打つのが正常だとされているので、かなり動き回っていることが分かるかと思います。
肩の部分は特に布団の隙間ができやすく、寒い外気が入りやすいところ。
気を付けたいとは言っても寝ている間に気を付けるのは難しいので、動いても冷えないような対策をすることが必要になります。
また、布団はしっかりとかけていても枕の段差などでどうしても冷気が入り込みやすい部分。
布団に入った状態で肩のあたりに手を置いてみると思ったよりも冷気を感じることができると思います。
もし冷気を感じたら寝冷えに繋がっている可能性が大きいので、この記事の後半で紹介している対策などで冷えないようにするのがオススメです。
寝ている間の冷えは寝違える原因にも
就寝中の冷えは肩こりだけではなく、寝違えの原因にもなりますので注意が必要です。
寝違えは寝ている間に冷えや寝返りが不足するなどの理由で、身体が固まっているときに急に動かすことによって起こります。
寝違えは軽度の肉離れが起きてしまっている状態なので立派な怪我です。
ストレッチなどですぐに治すことは出来ず、しばらく安静にする必要があります。
肩こりも困りますが寝違えは日常生活により大きな支障が出ますので気をつけたいですね。
寝ている間の冷えを防ぐ対策
寝ている間に身体が冷えることで起こる肩こりを防ぐためには、当然のことながら身体を冷やさないようにすることが重要です。
ここからは就寝中、身体の中でも特に首や肩を冷やさないための対策をご紹介していきます。
暖房で室温を上げる
布団から身体が出てしまっても冷えないようにするためには室温を上げるのが一番単純で簡単な方法です。
冬場の寝室の室温は約20度に保たれているのが良いとされています。
良く眠るためには気温が安定している事が重要なポイントなので、暖房はつけっぱなしにしておくのが◎。
暖房をつけたままにすると乾燥して喉が痛くなったりするのがちょっと…
冬場は乾燥も気になりますよね。
暖房をつけるときは暖房と一緒に加湿器を使うか、オイルヒーターなど空気が乾燥しにくい暖房器具を使うようにしましょう。
ちなみに質の良い睡眠のためには寝室の湿度は40~60%程がちょうどよいので参考にしてくださいね。
電気毛布
暖房はなるべく使いたくないけど布団を温めて肩こり対策をしたいという方には電気毛布がちょうどいいかもしれません。
じんわりと全身があたたまる感覚は気持ちが良くてやみつきになりますよね。
ただし、電気毛布は一晩中使うと脱水を引き起こす可能性もあり使い方には注意が必要です。
一晩中使いたいという方には睡眠サポート機能がついた電気毛布がおすすめ。
少なくともON/OFFタイマーがついている事は必須です。
肩掛け・肩当て
なるべく電気には頼りたくないという方には肩掛けや肩当てがおすすめ。
また、厚着をして寝ると暑くて寝汗をかいてしまう心配もあるので、肩回りだけ温められるのが肩掛けや肩当の良いところ。
寝る時だけではなく、家事をするときや家でくつろいでいる時間にも肩回りが冷えないように使うことができるので、就寝中だけではなくマルチに肩こり防止グッズとして活躍してくれます。
首まで包める掛け布団
首まで包めるタイプの掛布団はシンプルながら高いパフォーマンスを発揮してくれるアイテムです。
一般的な掛布団だとどうしても首や肩の部分の布団が浮いてしまい隙間から冷気が入り肩や首の冷得てしまいますが、首まで包める形状の場合は隙間が出来づらくなっています。
多少寝返りを打っても肩が布団から出てしまうことが無いので首や肩の冷えを感じて起きてしまうこともなくなります。
また、一般的な布団と比べると安心感があるので安眠効果も感じることができて眠りが深くなった感じがします。
寒さ対策に加えて安眠効果もあるのはうれしいですね。
さいごに
今回は冷えからくる肩こりについて対策をご紹介してきました。
就寝中は起きている時と比べて身体の一部が冷えてしまっていることに気づきづらく、肩が凝ってしまう前に対応することが困難です。
就寝中に寝返りなどで多少動いてしまっても首や肩が冷えて固まってしまわないような対策をしておくことで朝から肩が凝って辛いという状況を作らないようにしましょう。